秋田の家具・木工について(曲木)
秋田の木工家具でインターネットを検索すると、一番目に止まるのが秋田木工の曲木椅子です。
日本の曲木椅子はほとんど合板で造られているのですが、秋田木工の曲木椅子は合板を使用でずにトーネットと同様な曲げ木の技術を用いて製造しており日本で唯一の曲木家具専門ブランドとして、約100年にわたり曲木家具を作り続けているようです。
トーネットとはドイツの曲木椅子で有名な会社の名前で、ミヒャエル・トーネットが会社を創立しています。
そのトーネットが世界で最初に曲木椅子を作った人で、それまでの家具には無い、生活に密着した機能性や実用性、そして曲線の美しさを持った椅子となっています。
秋田でこの曲木が発展した理由としては、曲木として良質なブナが取れる為と言われています。
曲木椅子の特徴としては、これまでの椅子とは異なり、軽く丈夫で、シンプルな美しさをもち、眺めて、触って、使って「やさしさ」を感じられる椅子で、さらに価格が安く設定されているので人気となっているようです。
秋田木工が曲木椅子を作る時の理念は、曲げ木の描く緩やかな曲線は、デザイン性と機能性の双方を追い求めたもので暮らしの中で、快適に使える家具である事を目指して製造されているようです。
そして、この理念を実現する為にデザインやパーツで微妙に曲げの調整を行い、木の太さや滑らかさ、色にこだわり、すべて工程を熟練した職人の手で作っているようです。
曲木の家具としては椅子の他にもテーブルや子供用家具、ハンガーラック等があります。
秋田の家具・木工について(伝統木工芸)
秋田の木工家具としては「樺細工」、「大館曲げわっぱ」、「秋田杉桶樽」が有名で、これら3つは、秋田県における国が指定する「伝統的工芸品」の品々となっています。
樺細工は日本の代表的な樹である桜(ヤマザクラ)の樹皮を使った家具の事で秋田県角館で唯一、国内はもちろん世界でも類を見ない工芸品となっています。
樺細工の特徴は日本の樹である桜の皮が使われる日本固有のものである。
その色合いと、深い光沢、そして強靱であるといった徳性を持つ素材を活かした家具となっています。
そして、樺細工は、見た目の美しいデザイン性はもちろんですが、補修が効き、耐久性があると言った特徴もあるようです。
樺細工の商品として家具の他にもアクセサリーや下駄等があり、様々なものに使用されています。
大館曲げわっぱは日本三大美林の「天然秋田杉」で作られる小物の家具で古くから弁当箱やおひつとして親しまれています。
ちなみに「わっぱ」とは「輪」を意味するアイヌ語とも言われています。
大館曲げわっぱの特徴は軽くて丈夫な日用品で見た目の美しさがあるのが特徴となっています。
秋田杉桶樽は平安時代より作られている様で秋田城跡からそれらの破片が発見されています。
そして、江戸時代に秋田藩主の奨励もあり、秋田杉桶樽は次第に普及して現在に至っているようです。
秋田杉桶樽の商品としてはおひつ、すし飯切り、花器、湯桶、漬物桶、酒樽等があります。
最近では、自然素材の温もりと人の手によって作り出される暖かみが見直されて人気となっているようです。